ベトナム株 週間まとめ(2024/10/28~11/1)

総評

・VN100:1,306.53→1,306.72(0.01%)
・ポートフォリオ:1,855,521円→1,845,090円(-0.56%)
あまり動きのない状況が続きます。海外投資家を中心に取引高が小さく、米大統領選を控えて様子見といったところでしょうか

主要ニュース
今週はあまり目立ったニュースがなく、一つだけ紹介

①ベトナム金利、来年0.7%引き下げ見込み
https://en.vietstock.vn/2024/10/interest-rates-expected-to-decrease-by-07-percentage-points-next-year-37-589910.htm
・ベトナムは緩和的な金融政策を継続見込み
・米国連邦準備制度理事会(FRB)や多くの中央銀行は利下げサイクルに入っている
・政府は公共投資拡大予定だが、国内市場での購買力が弱まっているためインフレ圧力は懸念薄
金融緩和&インフレ懸念なし、とだけ書かれていますがVND安には注意が必要
利下げと低インフレは通貨安を招きます。中銀はドル売りドン買いの為替介入でブレーキかけてますが、外貨準備高が急速に減少。通貨切り下げ懸念高まれば海外投資家が一斉退避の可能性も

https://ceicdata.com/ja/indicator/vietnam/foreign-exchange-reserves-months-of-import

保有銘柄関連情報

Viettel Construction(CTR)2024Q3決算発
・売上高:3,500億VND(前年比+13%)
・税引後純利益:146億VND(前年比+4%)
・粗利益率:6.4%(SSI予想8.0%)
>利益率がSSI予想を下回った要因は、利益率が比較的低い「オペレーション部門」の売上構成比率が予想以上に高く、利益率が比較的高い技術サービス部門の売上構成比率が予想を下回ったため。
・投資評価 by SSI:”MARKET PERFORM”の評価を維持し、12カ月の目標株価を135,000VND/株
売上高に対して純利益の成長率が低いのは、利益率の低い部門が売上を伸ばしているため。バーゲンセールをしているわけではないので競争激化による利益率低下ではなく、大きな問題はないと考えます。ただ、高利益率の技術サービス部門が伸び悩んでいるのは継続してウォッチしていく必要あり

日次パフォーマンス

2024/10/28(月)ベトナム株式市場
・VN100指数 1,309.56(+0.23%)
・ニュース不足と2Q以降の長期的調整で取引停滞。売買高は年初来最低のUSD486mil/日
・材料、特に鉄鋼が急伸。中韓からのカラー鋼板輸入への反ダンピング税が5年間延長

2024/10/29(火)ベトナム株式市場
・VN100指数 1,317.20(+0.58%)
・化学が顕著な上昇。肥料がVAT免除→5%課税に変更されたことで関連株が上昇(後述)
・港湾企業GEMADETが好調な3Q決算で+4%上昇
・ベトナム国際銀行の発行株式10%を豪コモンウェルス銀行が売却

(メモ)肥料のVATが非課税から5%課税に変更されると、肥料企業のコスト削減に
・企業は「売上に係るVAT – 仕入れに係るVAT」を支払う
・従来から仕入はVAT課税だったが、売上(肥料)が非課税だったので仕入VATが控除されなかった
・肥料の5%課税により仕入れVATの税額控除が可能に

2024/10/30(水)ベトナム株式市場
・VN100指数 1,315.62(-0.12%)
・ヘルスケアとIT通信は、米大手テック企業の好調な決算発表に支えられ上昇
・不動産はやや回復したが、VHMは大幅下落が続く
・流動性は改善せず、USD2億4,500万と低水準が続く

2024/10/31(木)ベトナム株式市場
・VN100指数 1,319.60(+0.30%)
・銀行の好業績が市場を支える
・25年公共投資計画は3,100億ドル。3000km高速道路,南北高速鉄道,中越国境鉄道強化を推進
・成長の外的要因(外国直接投資や貿易)の減速懸念も国内需要拡大で下支え期待

2024/11/1(金)ベトナム株式市場
・VN100指数 1,306.72(-0.98%)
・全セクター下げ
・10月PMIは51.2に拡大(9月は47.3)
・新規受注と生産量が大きく上昇し、台風ヤギから回復の兆し
・10月前半の貿易データは貿易黒字380百万ドル、年累計212億ドル。成長率はやや減速

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